千葉県 九十九里 旭市 潮干狩り
2017/11/17
地元に住んで40年、確かな情報です!!
〈この記事は2016年04月28日現在、千葉の”九十九里海岸”各市町村環境課及び漁業協同組合への問い合わせをもとに九十九里浜付近における漁業権侵害問題(無権利者による魚貝類採捕)についてブログ管理者が見解を述べたものになります〉
※採捕 さい-ほ〈自然状態にある水産動植物(死骸も含む)を採取・捕獲する行為〉
※想像以上に危ない貝毒について
ブログ訪問ありがとうございます、九十九里浜での潮干狩りをご検討されている方はぜひ最後までお読みください_(._.)_
「九十九里浜における潮干狩り事情」
例年、この時期になると話題となることの多い潮干狩り(ハマグリ掻き)。
地元に長く住んでおりますと、
「この辺で普通(無断でという意味)に採っていい場所ありますか?」
なんて尋ねられたりします。
九十九里海岸の北端のまちに40年住んでいる私ですが、子どもの頃には海水パンツのまま浜へ降り、
足のスネあたりの深さで、両足を揃え、上体を大きくツイストし、足裏の感触をたよりに、
夕飯の一品となるハマグリを獲っていました。
そんな時代からは30年経ち、”ハマグリ掻き”をする機会はメッキリありませんでしたが、
今でもシーズンともなれば、バーベキューをはじめとするレジャーや、昔から知名度の高いサーフポイントであることもあり、
ここ飯岡海岸にもかなりの人が集まります。
浜辺に乗用車を停め、素足で波打ち際まで歩いてゆけば、所々にハマグリの殻をみつけます
潮干狩りの経験がある人ならば、ここぞとばかりに掘ってみたくなることかもしれません、、、
ところが近年、環境の変化や自然災害も重なり、九十九里での無権利者による無作為な採捕(潮干狩り行為)は、
漁業権を有する地元漁業組合員の方々の深刻な問題にまでになってしまいました。
稚貝を放流し、環境の改善を図る各漁協(海匝漁協〈旧飯岡町~横芝光〉九十九里漁協)は、2年前より、各市町村の環境課に協力要請、
九十九里浜全域(旭市/匝瑳市/横芝光町/山武市/九十九里町/大網白里町/白子町/長生村/一宮町)において、
無権利者による採捕の「全面禁止」を促しています。
また、潮干狩り行為禁止の立て札や、漁協員による見回りも実施、
しかし、ハマグリの採捕は観光客やウエットスーツを着た一部のサーファーによっても続けられています。
言い方を変えれば、それは私にとっても見慣れた光景であり、
潮干狩りの楽しさは子どもたちに限らず大人もワクワクするものです。
ただ、それにより大変困っている人がいることは確かなのです。
漁協による稚貝の放流は、海岸を元の恵まれた環境に戻し、従来通り「漁業」を営むことを目的としています。
それを理解、協力のもと、観光地としてのレジャーやサーフィンを楽しまれることは、もちろん歓迎です。
ですがその取り組みや努力を無下にしてしまうことは、漁協に限らず、地元住人としてもやりきれません。
ただ、この広い九十九里浜においてそれを「知らなかった」「気づかなかった」人はまだ多くいるのだと思います。
なぜなら、海には所有権がない事はだいたいの方は知っていますが、休日のレジャーやサーフィンを楽しんでいるかたわら、「漁業権」についてまではきちんと知ろうとしないからです。
そして、今までは獲って良かったという強い思い込みもあります。
”獲って良かった”ということはありませんが、土地柄ゆえ、程度問題として黙認してきたのだと思います。
まずは多くの人にこの事を理解してもらい、協力をお願いする必要があります
自然といえど、人の集まる場所です、周囲をもっと見渡し、立て札や注意書きには関心をはらってもらわなければ、環境保全もできなくなってしまいます
となれば環境”保護”として、立ち入りの禁止もせざるを得なくなります、、
こらからも自然豊かな九十九里、楽しめる九十九里として、足を運んでくださる方々には、理解とご協力をお願いしたいと思っています。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました_(._.)_
影響力の少ないブログですが、このことが少しでも多くの人の目に止まるように、記事としておきます。
<追記>
現在、いいおか地区、あさひ地区の海岸では漁協員が同行し、警察、海上保安庁がパトロールを行っています。悪質な無権利採取者に対しては「漁業権侵害」となり、告訴された場合には20万円以下の罰金に処される場合があります。(採取した貝を持ち帰らない事を前提とする行為も認められません)
〈以下、お寄せいただいたコメント〉
Comment
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ー向後からの返信ー
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kuwa29さん、お気持ちのこもったコメントありがとうございますm(__)m
お子さんを連れての久しぶりの”潮干狩り”、すごくウキウキされたと思います。
そんな楽しくなるはずの休日が、一瞬にしてしらけてしまったこと、大人だけならまだしも、子どもたちの前で大人がそのような振る舞いをすることは、好奇心やヤル気をくじき、それを目にした子どもたちにとってはネガティブな記憶として、ずっと残ってしまいます。私もkuwaさんと同じことをされたら、きっと”頭にきて”居ても立っても居られません、、
確かに巡回している側にとっては、連休中に「禁止」の促しを何十回か何百回かしていることになるかも知れません、
それでも繰り返し丁寧な説明をするべきなのですが、
まして知らない人へ呼びかけは初めてのはずであり、とても大切です、
それをいきなり罵声とは・・「理解」をしてもらうためのものでは無く、ただの「八つ当たり」ですね。
堅気ではない人であってもいきなりそんな言い方はしません。
大きな声を発したひとの人間性を疑われるのはもちろん、ひいては土地柄とも捉えられてしまいます、、
そんなやり方を続けていては「協力」どころかどんどん人が離れていくだけで、その後何も生みだしませんそれこそ自分勝手というものです、
「理解」と「協力」ということを再度認識してもらい、伝え方に関しては改めてもらう必要がありますね。観光で訪れてくれる人や、営みをする人たち、地元が好きで長く暮らしている人たちにとってもいつまでも自然の恩恵を大切にしたいという”共通の前提”があるはず、
誠意をもってすれば改善に向かうことはそんなに難しくないと思っています。
今回の記事も、すでに数百人の方にアクセスしていただきました、シーズンに限らず多くの人の目にとめていただくと嬉しく思います
kuwa29さん、このたびは具体的な体験談を教えていただき、ありがとうございましたm(__)m
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旭市に40年住むものです。
先日、7年ぶりに子供を連れて潮干狩りいってきました。
子供に両脚を揃えて腰をくねくねってやるんだよと教えている矢先
遠くのほうから、緑色の服を着た8人程度の固まりの中から拡声器で「取るなー!」と声が聞こえました。
はじめは何のことかわからず、そちらの方を見ていると 次に「取るなっ つってんだろーコラー!!」と相当な怒鳴り声が聞こえました。
瞬時に「あ~潮干狩りをしてはいけないのかな?」と思いましたが、久しぶりに来ていきなり頭ごなしに怒鳴なれてしまうと怒りしか覚えませんでした。
そこまで怒鳴るのならば、下まで降りてきて説明をしてほしかったですね。
云うだけ云って、車でサーっと去って行ってはなんのこっちゃ??って感じでした。
漁業権が・・・と聞けば、すぐに納得できる頭はもっているのですがね。
どこのヤクザが騒ぎ散らしているのか?という程度にしか受け取れませんでした。
どこのガラの悪い連中が見回っているのかと思い、市役所に電話をしてきいてしまったほど言い方に腹が立ちました。
ゴールデンウィークという事もあり子供も沢山いるなかで、よくあんな言い方ができるもんだなとある意味関心したほどです。
あきらかに密漁だいうレベルなら話はわかるが、知らずにやってしまったレベルでは理解が得られずなんだあのバカは?程度にしか思われないと思いました。
私は、胸糞が悪く1個も取ることなく帰りましたが、他の人は「あの連中行ったか?」といいまた取り始めいましたし、漁業権をもっている人ですら「あんな言いかたではなぁ~」とがっかりしていました。また、観光客らしき人は「すごいところだね(驚。ただの喧嘩だな。」といっていました。
その場にいた誰もが「なんだあの言い方は?」と嫌悪感をいだいたのは過言ではないとおもいます。
環境問題だけではなく、収入源になっているのも事実ではないかと思うのですが・・。
守りたい一心なのは理解しますが、買ってくれる人もいなければ成り立たないのも事実。子供達がいることもお構いなく、ましてや観光地でもあることも忘れ、怒りに任せて怒鳴っても何も伝わらない。
言い方・伝え方で進むべき方向へ進むのではないかと思う一件でした。
いまだに不快感しかなく、どこの連中だバカ野郎という気持ちと、いったい何時から禁止になったんだという疑問で検索していたらこちらに辿り着きました。
もっと早くこちらの記事をみていれば、子供に嫌な想いをさせなくて済んだのにと後悔しました。
私も怒りに任せてコメントしているのだと思われますが、貴方様がなにかきっかけになってくださるのではないかと勝手に期待し愚痴らせていただきました。
失礼します。